2018年から実施しているリンクトイントレーニングで、初心者の方からどこから手をつけたら良いのか分からないという声をよく聞きます。そこで2021年度版のLinkedInチェックリスト個人プロフィール基本編を公開します。
使い方は10の項目を1から順に行っていくだけです。この基本編が終了後中級編にチャレンジすると良いでしょう。この初級編の目的は、基本を抑えたプロフィールの公開とリンクトインの安全運用です。
安全運用は特に大事ですね。リンクトインは世界一信頼されているビジネスSNSです。その優良なネットを悪用する人(組織)は存在しますので、最初に安全策について考慮することはとても大事です。
LinkedInチェックリスト個人プロフィール基本編の10項目
こちらが10項目です。このチェックリストのポイントは、完璧を目指さないことにつきます。まずはやって見ることを強くお勧めします。
- リンクトイン利用目的の書き出し
- プロフィールを適切に埋める
- 名前の日本語と英語の併記
- タイトル
- 顔写真
- 背景
- 自己紹介
- 職歴
- スキル
- 安全とプライバシー設定
では簡単に各項目について見ていきましょう。
1 リンクトイン利用目的の書き出し
これ以外に大事なんですね。リンクトインを利用する目的は人それぞれです。例えばこのようになるでしょう。
- 就活
- ビジネス
- 学習・調査
- なんとなく
- 居心地がいいから
- いつかきっといいことがあるかもしれない
それぞれ使い方に応じて、プロフィールの充実度や方向性が決まると思います。就活でしたら、見られたら良い履歴書から、積極的に理想の仕事を探すのでは大きな差がありますね。ビジネスであれば、信用度を作るための作戦が必要なってきます。学習や調査であれば、最低限も良いかもしれません。自己完結で済むのであれば、顔写真は不要との判断も出来ます。ですので、最初に目的意識があると、どこの項目をスキップするか判断が出来ると思います。勿論後日方向転換するのは全く問題ありません。
2 プロフィールを適切に埋める
プロフィールを作っていく作業をしていると、リンクトインがプロフィールのレベルを表示してくれ、色々と作業アドバイスをしてくれます。最終ゴールはプロレベルになることですが、リンクトインの利用目的によっては、他のレベルでも構いません。完璧を目指す必要はありません。
3 名前の日本語と英語の併記
これ見落としがちなアドバイスです。お名前の読みは以外に難しいのです。ですので、日本語と英語を表記すると良いでしょう。例えば「鎌田」の場合、読みは「カマダ」と「カマタ」があります。ローマ字表記で「kamata」とすると、漢字では「蒲田」の場合もあります。名前は間違えたくないもの。これは世界共通です。相手が迷ってしまわない様にすることも大事でしょう。ですので併記される事を強くお勧めします。
4 タイトル
ここ、すごく大事です。ここで皆さんが評価されます。220文字利用出来ますので、最大限利用されるのが良いでしょう。このタイトルが魅力的ですと、プロフィールがさらに読まれたり、繋がりが生まれたりします。基本的には3部構成を意識すると良いでしょう。
- キャッチーなコピー:最初の20文字はどこでも表示されるので、特に注意。やってはいけない事は「第3営業部2課」のように、読み手には無意味な内容。
- 本文:キーワードを意識して、読み手中心の内容に
- 絞め: 個人の趣味や興味を加えることのより、人間性を出す。これがきっかけで会話進むこと多し
そしてタイトルのコツは、完璧を追い求めない事。徐々に改善していけば良いと思います。リンクトインを利用しているうちに、素晴らしいタイトルのプロフィールに出会う事あります。そこから学べば良いでしょう。
5 顔写真
ここは基本笑顔で背景はスッキリです。なぜならビジネスSNSだからです。顔写真で印象が大きく変わりますね。笑顔が与える印象は、どんな文字情報より強力です。しかし実はこれリンクトインの利用目的に大きく左右されます。笑顔でなくても良い場合があるでしょうし、犬猫でも目的が達成できるのであればそれも正解ですね。リンクトインの利用規約には本人とわかる写真の利用が義務つけられていますが、顔写真を出さない設定もあるので、どちらかというと「推奨設定」という理解でも良いかと思います。
つい気になりますが、ビジネス利用であれば、絶対に顔写真が必要です。相手の顔が分からないのは非常に不安になります。これだけでビジネスに大きな影響があるでしょう。
6 背景
ご自分の伝えたいイメージやメッセージが届くように工夫すれば良いと思います。シーズン毎に変えるのは変化があって良いですね。一つのお勧めは、文字も一緒の添えると、よりメッセーが伝わります。イメージと文字のコンビは記憶に残りやすいのです。
7 自己紹介
2600文字が利用可能です。色々出来そうですね。自己紹介のポイントはなんでしょうか?この自己紹介を書くの結構難関なんですよね。当たり障りのない様に、尚且つシャープに書くって、非常に難題に思えます。様々なアドバイスがありますが、ここでは3つだけに絞って見たいと思います。
- 最初の3行で興味を惹かないと「さらに表示」はクリックされない: これはタイトルでもそうですが、面白そうって思わせないとほぼ読んでくれません。ですので、やはり最初の3行はとても大事ですね。
- キーワードを意識する: プロフィールは検索にかかってなんぼも面があります。ご自分のキーワードを意識して記載する必要がありますね。ところがこの部分がどのくらい検索に影響があるのか謎なんです。引っかかったり、そうでなかったりと、ブレている感じがします。こんな時は、基本に忠実が最も正しい対処方法ですね。
- 読まれる可能性が低い場所: これ数値が欲しいのですが、読まれる可能性が非常に低い場所ではないかと思っています。ここを読む人は、対象人物に興味を持っている人です。普通の人は読みません。となると、このスペースは非常に有効活用出来るとも言えますね。ご自分を売るのに最適な場所と言えます。
8 職歴
ここは注目されます。ですので、出来るだけ詳しく記載された方が良いでしょう。会社のロゴ表示は視覚的に大事なので、雑にしない方が良いです。またPDFやWEB等の情報を貼り付けることができるので、できることならそうしましょう。印象が随分と変わります。
9 スキル
ここは以外に効く場所です。検索をイメージしてください。求人の場合は、場所、スキル、キーワードで検索すると思います。またその人のスキルを確認するのに最も手取り早い場所でもありますね。ですので、ここを見落とすのは非常にもったいないです。スキルは50まで設定出来ます。ソフトとハードの双方が対象になるでしょう。出来るだけリンクトインが推奨するスキル名を使うと良いと思います。多くの人が使っているという証ですから、より検索にヒットしやすくなるでしょう。
10 安全とプライバシー設定
リンクトインでは多くの設定が出来ます。その中でも2つだけはお願いしたい点を申し上げます。
アカウントの乗っ取りを防ぐための2段階認証システムは非常に有効です。面倒と思わずに設定をしてください。これだけ安心感が相当違います。私は仕事柄客先からの普段と異なる端末を利用してログインをしますが、その際にこの2段階認証システムが稼働します。こんな時に、「この仕組みで乗っ取りが守られているのだなぁ」と実感出来ます。
お客様では実施に乗っ取られたり、偽のアカウントを作られてたりしたケースがありました。これらの予防策にとても大事な設定です。
もう一つはこちらのプロフィールとネットワークの公開範囲です。多数項目に渡っていますが、ご利用目的に合わせて、設定を見直されることを強くお勧めします。設定内容の理解はそれほど難しくありませんが、迷った場合は安全と思われる方を選ばれると良いでしょう。これらの設定は後日見直しをされると良いでしょう。特に利用目的が変更になった場合は、各項目再確認は必須です。
まとめこれらの設定に関わる時間ですが、とりあえず基本設定であれば1時間程でしょうか。アカデミーインが実施している研修では、中規模研修では8時間で、ビジネス向けのプロフィールを作り上げています。ですので、きっちりと作るとなると、結構時間が掛かりますね。一度作ったプロフィールは数ヶ月から数年そのままで利用することが可能です。また修正を加える際も軽度の労力で済みます。きっちりとリンクトンを活用したい場合には、時間投資と思って頂く方が正解です。
こちらがダウンロード入手できるリストです。画像をクリックしてもダウンロードが可能です。
リンクトインで「#リンクトイン活用」検索を行うと、科学的なアプローチを中心としたヒントが多く見つかる。